Nobu こんにちは!今回はマイバス社のオプショナルツアー 「3つも行っちゃう!天空のチヴィタ、怪物公園、丘の町オルヴィエートめぐり1日ツアー」を紹介していきます! そもそもチヴィタ? オルヴィエート? 怪物公園って何[…]
ボマルツォの怪物公園とは
正式名称はモストリ公園(Parco dei Mostri)
この公園は1552年にオルシーニ家の自邸の庭園で領主のヴィッチーノ・オルシーニ(Vicino Orsini)の発案により「貴婦人と王たちが、その欲するものを探し求め、迷うまで彷徨う」というテーマで作られました。怪物公園というだけあり中にケルベロスや、ペガサス、スフィンクスなど35の奇怪なオブジェが飾られています。造園したのは、ルネサンス期のイタリアの建築家ピッロ・リゴーリオ(Pirro Ligorio)というイタリア式庭園のスタイルを確立させた人物です。
公式サイトはこちら
公園への行き方
どこにあるの?
ローマから北に約90kmのところでローマから車で約1時間ちょっとの位置にあります。
どうやっていくの?
公園には駐車場もあるのでレンタカーなど車で行くのが最も楽な方法ですが、海外でレンタカーというのも中々勇気がいるものですね。
電車でいく場合はローマのテルミニ駅からオルテ駅(Orte)まで約40分、そこからラッツィオ州COTRAL社のバスまたは、タクシーで行きます。
バスのルートと時間についてはこちらのページから検索できますが、非常に分かりづらいです。
電車もバスも基本的に本数が少ないので、公共交通機で行こうとするとかなり時間がかかりますので、近くに宿泊するなどでなければ、ローマ発のオプショナルツアーを利用することをお奨めします。
公園の中
中はどうなっているの?
オプショナルツアーに参加すると下の地図と一緒に日本語の地図も貰えます。
公園内のオブジェは以下の地図の通りに配置されています。
1.スフィンクス | 2.プロテウス・グラウコス (ギリシア神話の海神) |
3.霊廟 | 4.ヘラクレスとカークス |
5.亀 | 6.シャチ | 7.ペガサスの泉 | 8.三美神 |
9.ニンフェウム | 10.イルカの泉 | 11.イシス | 12.劇場 |
13.傾いた家 | 14.ケレース (ギリシア神話の豊穣神) |
15.墓 | 16.白羊 |
17.エトルリアのベンチ | 18.壺 | 19.オーガ | 20.ドラゴン |
21.象 | 22.壺 | 23.ポセイドン | 24.イルカ |
25.眠れる美女 | 26.ベンチ | 27.エリーニュース (ギリシア神話の復讐の女神) |
28.ライオン |
29.エキドナ (ギリシア神話の怪物) |
30.熊の紋章 | 31.松の実の広場 | 32.ヘルセポネー (ギリシア神話の冥界の女王) |
33.ケルベロス | 34.神殿 | 35.ロトンダ (円形建築物) |
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その一部を皆さんに紹介したいと思います。
公園に巣くう怪物たち
早速公園に入って左に向かうとすぐに、大きな口を開けた「プロテウス-グラウコスがお出迎えです。
近くまではいけませんが、それでもいきなり怪物感がすごいです!!
次は一度入り口まで戻って、反対の右側に向かいます。
階段を降りるとすぐに今度は巨大な「ヘラクレス」がローマ神話の怪物「カークス」を取り押さえています。写真を見るとその巨大さがわかりますが、大きさは約6メートルでカークスの顔が下のほうにあります。「ヘラクレス」の先にはこれまた巨大な「亀」が横たわっています。
見た目は地味ですが甲羅の形や周りの木々の雰囲気など良く個人的に好きな怪物(?)の一つです。
そこからまっすぐ進んでいくと怪物公園目玉の一つ、「傾いた家」があります。
名前だけ聞くと、どこが目玉かと思いますが、ここの面白いのは中に入ることができるという点です。
中はいくつかの部屋と階段があり、下の写真のように簡素な作りになっています。写真のように部屋の中も傾いているため、あんまり長くいると平衡感覚がおかしくなってきます。行った際は是非中も探検してみて下さい。
そして、公園の中心部オーガの近くには「ドラゴン」や「象」など見ごたえのある怪物たちが揃っています。
まずは「象」ですが、触ることはできませんが、近くで見ることができます。よく見ると鼻で敵兵を攻撃しています。勇猛な象ですね!!
続いて「ドラゴン」!戦っているようにも見えますが、小さいほうにも似た角が生えているのでおそらくドラゴンの親子でしょう。
そしてこの先には一番有名な「オーガ」とご対面です。
「オーガだけじゃない」と言いつつやっぱりオーガです。オーガも中に入ることができるので、是非中に入ってみたり、中からのぞき込んでいるようなベタな写真を撮ってみましょう!!
公園のほとんどが森の中にありますが、一部開けた草原のような場所には立派な「神殿」が立っています。こちらも神殿内に入ることができます!